【体験談】痔を治す~痔になる原因と治し方~

お尻に痛みを感じたら要注意!

トイレに行って排便したときに痛みがある、お尻から血が出ると「もしかして痔かも…」と嫌な予感がしてきます。

初期の頃はトイレでお尻の痛みや出血が少しだけある程度です。

しかし痔はきちんと治るまでに時間がかかるので、治る前に排便で治りかけた痔を悪化させたり再発させる原因になったりしてしまうことが多いのです。

私自身、治ったり再発したりを繰り返しているので完治を目指して病院で診察をしてもらうことにしました。

今回は体験談を通して痔の予防と正しい治療のすすめをテーマに見ていきたいと思います!

 

【本日のポイント】
勇気を出して病院へ行こう

・実際の診察方法
・自覚症状のない痔がある
・下痢や便秘になりやすい人こそ注意

痔の予防対策
・水分を取る
・食物繊維と炭水化物を取る
・腸内環境を整える

・座りっぱなしにならない

 

勇気を出して病院へ行こう

痔を治すためには肛門科で診察を受けることを強くおすすめします。

その理由は自分では気づいていない痔の症状がある可能性があるからです。

この自覚症状がない痔こそ完治を遅くする原因になり、痔の種類を問わず状態が悪ければ手術をしなければならなくなってしまいます。

私は症状が気になり始めて痔は何科なのかと調べてから、実際に病院で診察を受ける勇気を持つまでに10年かかりました。

女性の先生と看護師が診察をしてくれる女性患者専門の病院もありますので、勇気を出して早期の治療をしていきましょう!

 

実際の診察

診察時間は5分くらいでした。

待合室で書いた問診票を確認しながらお尻にイボがあるのか、出血があるのか、出血がある場合は血の色がどのような色なのかなど症状を確認していきます。

医師の問診が終わると触診に移ります。

カーテンで仕切られたベッドにはいているパンツなどをひざ辺りまで下ろして、横向きで膝を抱えるような姿勢になり腰から膝までにタオルをかけて寝ます。

下着等を下ろして診察を受けるので医師や看護師が女性だと少し緊張が和らぎますので抵抗感がある人こそ女性専門の肛門科で探すことをおすすめします。

触診は医師がお尻から指を入れて実際のお尻の中の状態を確認する時間とお尻の穴を医療器具で広げて痔が腫れているかなどを目で確認する時間の2段階あります。

緊張するので体にもお尻にも力が入ってしまいますが、2段階の触診を合わせても1~2分くらいなので頑張って恥ずかしさを我慢しました。

医師も看護師も痛みがないか、今から触って確認するなど細かく声をかけてくれるのでその配慮で緊張が和らいだのはありがたかったです。

 

自覚症状のない痔がある

診察の結果、私には自覚症状のあった切れ痔と自覚症状のない内痔核がありました。

切れ痔は排便の時にピキッと皮ふが裂ける感覚と痛みがあって真っ赤な血が出ます。

注意点は痛みがほとんどないのに血便が出る場合は大腸がんの可能性があるので30代後半以降の人はがん検診をおすすめします。

大腸がん検診を受けた私の体験談ものぞいてみてください!
【体験談】がん検診って何をするの?30代でもやった方がいい? ~大腸がん編~

内痔核は悪化すると座っている時に痛みを感じるようになり出血をすると治りが遅くなりますし、いぼ痔と呼ばれる外痔核は痛みが強く出るので早期発見が重要になってきます。

いぼ痔はわずかな刺激にも反応するために座っていても歩いていても痛みを感じますし、治療をしないと我慢をすることがだんだんと難しくなってきます。

市販薬も当然有効ですが、症状に合った薬を正しく使用するためにも病院の受診をしてもらいたいと思います。

特に初期症状がわかりにくい痔ろうは膿が出るなど症状が出た時には手術が必要になっている状態なので、切れ痔やいぼ痔の診察と一緒に見つかることがあるので痔の症状がある人はやはり肛門科を受診しておくことが大切だと思います。

痔の薬には炎症を抑えるステロイドを使用したものもあるので、1日の使用回数制限をしっかり守るようにしてください。

痛みがあるから、早く治したいからといっても薬の使用回数を多くしたからといって早く治るわけではなく皮ふが弱くなって排便による感染症のリスクも上がるので注意をしましょう。

病院に行く時間がない人はまずは痛みを抑えるために痔に効く市販薬を試してみてください!
【体験談】女性の痔は早期対策が大事!

 

下痢や便秘になりやすい人こそ注意

切れ痔は便秘によって硬くて大きくなってしまった便を出す時にお尻の皮ふが裂けて起こります。

いぼ痔はお尻の血行不良で血が溜まっていぼが出来てしまいますが、硬い便を出す時に強くいきんだり便が溜まることでお尻周辺の血管を圧迫したりすることが原因になります。

切れ痔、いぼ痔は治りますが生活習慣を変えなければ再発をしてしまう病気でもあります。

痔ろうは主に下痢をしたときに肛門の奥に便に含まれている細菌が入り込んでしまい炎症を起こして膿を発生させます。

残念なことに完治させることが出来ないために再発しないように注意をして生活をする必要があります。

どの症状においても重要なのは「下痢にならない」「便秘にならない」習慣に変えることが重要です。

例えば辛い食べ物などの刺激物を食べたり、お酒を飲んだりすると下痢をしてしまうといった体質が原因となることもあれば、便秘がちな体質の人もいることでしょう。

まずは今日から変えられる生活習慣を変えることから始めて体質改善を目指していきましょう。

体質改善についてはこちらものぞいてみてください!
食事で体質改善を目指すなら期間は3ヶ月 ~ダイエットに必要なモチベーションとは~

 

痔の予防対策

痔は予防できる!

痔はどれくらいで治るのかというと医師の話では一般的に3~5日で痛みや腫れが治まると言われており、完治するためには初期症状の場合でも約4週間かかることが多いようです。

しかし放置をして痔を繰り返してしまうと治りが遅くなってしまうので病院の受診も重要ですが、予防する意識を持つことも大切です。

簡単な生活習慣改善と痔に効く薬を見ていきたいと思います。

 

水分を取る

便秘になりやすい人は水分を取る量が足りないとされており、季節を問わず1500ml~2000mlの「水」または「カフェインレスの飲み物」を取るようにする必要があると医師から言われました。

便が硬くなることで繊細な腸の壁や肛門に傷やダメージを与えてしまい、切れ痔や内痔核を引き起こすことに繋がります。

カフェインが入っている飲み物は利尿作用によって体に必要な水分も排出させてしまいますので飲み物代わりにしないようにしてください。

コンビニでも買える飲み物についてもぜひのぞいてみてください!
コンビニで買えるノンカフェインの飲み物8選 ~体内の水分を循環させる~

 

食物繊維と炭水化物を取る

痔に良い食べ物としては「さつまいも」「カボチャ」「ごぼう」「レンコン」「玄米」「バナナ」を取り入れると効果が高いといわれています。

これらは食物繊維が多くと炭水化物(糖質)を含んでいるために便の量を増やして体から出しやすくする作用を持ちます。

糖質が気になる人は「海藻類」「こんにゃく」「しらたき」を食べるようにすると腸内の便をやわらかくしてくれる効果があります。

 

腸内環境を整える

上手く整腸剤や下剤も使用しながら痔にならない生活を心がけてください。

まずは整腸剤で腸内環境を整えることを目指し、お腹が張って苦しくなる前に下剤を使用するようにして腸内のコントロールをしていきましょう。

下痢や便秘をしない生活習慣を目指すことが必要ですが、数日で体質を変えることはできませんので食生活や生活リズムの改善と並行して使用していきたいですね。

実際に私が使用したことがある整腸剤2品と便秘薬をお伝えします。

私の場合は普段からお腹を壊しやすいことからも便秘薬は効き目が強く出過ぎてしまいしばらく腹痛と下痢が続いてしまうので、ビオフェルミンとザ・ガードコーワをメインに使うくらいでちょうど良くて最終手段として便秘薬を使用しています。

 

5歳から使えるので安心して使用出来てお腹も痛くなりにくい整腸薬です。
お腹が弱い人が取り入れていることが多い商品です。
  

腸で働く納豆菌・乳酸菌・ビフィズス菌の3つの生菌が生きたまま大腸に届き、腸内の
善玉菌の増殖を助けて悪玉菌の増殖を抑えることで大人の乱れがちな腸内環境を整えていきます。
 

便秘薬のデメリットである腹痛を起こしにくく、腸を無理矢理動かさない処方で体の負担を減らして仕事中でも使いやすくなっています。
 

座りっぱなしにならない

座りっぱなしによってお尻の血流が悪くなることも痔になる原因の一つです。

肛門付近にはたくさんの毛細血管が集まっており、座りっぱなしでいることで毛細血管に体重の圧力がかかって血管がうっ血して血が溜まってしまうことで内痔核やいぼ痔が出来てしまうのです。

理想としては30~40分に一度は立ち上がり、少しの時間でもいいので歩いてあげるとうっ血が解消されます。

仕事中にあまり動くことが出来ない人にはかわいい円座クッションを使うことでお尻への圧力を軽減しながらカモフラージュにもなるのでおすすめです。

 

 

まとめ

一人で悩まないでしっかり治そう!

今回は私の体験談を交えて痔を治すための方法と予防対策をテーマにお伝えしてきました。

私が今回受診をしたのは東京の吉祥寺にある吉祥寺グリーンクリニックでした。

予約制なのですが、私が訪れた時には待合室に4~5名の女性が待っていたので女性にとって痔で悩んでいる人が多いことを改めて知る機会となりました。

 

【本日のポイント】
勇気を出して病院へ行こう

・実際の診察方法
・自覚症状のない痔がある
・下痢や便秘になりやすい人こそ注意

痔の予防対策
・水分を取る
・食物繊維と炭水化物を取る
・腸内環境を整える

・座りっぱなしにならない


女性は妊娠・出産を機に痔になる人や再発する人が多いといわれていますので、将来子供を持ちたいと思っていながら痔に悩んでいる人にとって私の経験談がきちんと治療をして治そうと思うきっかけになってくれると嬉しいです。

 

 

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