【改善】PMSを食べ物と睡眠で改善しよう!~サプリメントや市販薬に頼り過ぎない~

PMS(月経前症候群)は月経の1~7日前から心や体に起きる不快な症状のことを指しますが、残念ながら現在の医学では明確な原因がわかっていません。

PMSの症状は大きく分けて2つあります。

1つ目はイライラ、落ち込む、急に悲しくなって涙が出る、急に怒るなどの精神的なものがあります。

2つ目は辛い頭痛、肩こり、むくみ、強い眠気、だるさ、腹痛、下痢や便秘、ひどい場合は吐き気を催すなどの身体的なものがあります。

個人で症状も程度も違うやっかいなPMSの改善を目指して対処法を東洋医学の観点で見ていきたいと思います。

 

【本日のポイント】
PMSには原因がある
・肝の疲労
・エネルギー不足
・「気」「血」「水」のバランスが崩れている

対処法
・肝を労わる
・エネルギーの充電
・「気」「血」「水」の巡りを良くする

 

PMSには原因がある

西洋医学では痛みがあれば痛みを取るためにサプリメント、市販薬や処方薬などを使用するというピンポイントで治す考え方なので原因以上に症状によって治療をします。

一方で東洋医学では病には全て原因があるとされており、生活習慣・食生活・睡眠など日常の行動にも病気になる要因があると考えられています。

東洋医学の視点から見た場合、PMSには大きく3つの原因があるといえます。

女性の2人に1人はPMSの症状を持っているとされていますが、症状の表れ方は違っても原因を知って改善をすれば今よりもつらい時間が少なくなっていきます。

思い当たる部分がないかを確認しながら一緒に見ていきましょう。

 

肝臓の疲労

以前にもお伝えしましたが、陰陽五行説において「肝」は食べ物のエネルギーを体中に送り出す役割・エネルギーを蓄える役割・血を作る役割など私たちが生きていく上での始まりの役割をしています。

PMSは妊娠の準備をするためにエネルギーをため込み、血液を作るなど肝臓が一生懸命に働くことで疲れていってしまい肝臓の働きが落ちてしまうことが原因です。

生理前にイライラする、怒りっぽくなる、ひどい肩こり、便秘が気になる場合は肝臓が疲れている可能性が高いかもしれません。

 

エネルギー不足

仕事、ストレス、人間関係、噂や情報など私たちの生活は心身ともに疲れやすい状態にあります。

不眠であったり、朝起きたときに疲れが取れていなかったりとエネルギーが充電されていないままに1日を過ごしてしまうとまたエネルギーをたくさん消費してしまうという悪循環が起こります。

基本的なことこそおろそかになりがちですので、「しっかり寝られているか」「ちゃんとご飯を食べられているか」「気分転換やストレス解消が出来ているか」をもう一度見直してみてください。

食事と睡眠の関係についてはこちらものぞいてみてください!
【簡単】食事で寝つきを良くする! ~自律神経との関わりを知る~

また3秒で寝られるのび太くんみたいな人やいつでもどこでも寝られるという人も要注意です。

すぐに寝られる、いつでも寝られるという場合は寝ている時のエネルギー充電が上手く出来ていない状態といえます。

まずは何が体を疲れさせているのかを考えてみることが改善をしていく第一歩になります。

 

「気」「血」「水」のバランスが崩れている

「気」は気の巡りと表現されるように血液や体液をめぐらせる働きを担うことで、脳や内臓や細胞に栄養を届けて私たちが正常な活動を維持する役割をしています。

「血」は 脳、内臓など体の隅々に栄養と酸素を与えて体を元気にする働きがあります。

「水」は血液以外の汗、涙、鼻水、唾液などの目に見える水や細胞液、関節液などの目に見えない水の両方を指します。

気血水のどれかが不足するだけでも、循環が滞るだけでも心や体に不調が起こりやすくなりますが、生理前にはこのバランスが崩れやすくなるのです。

頭痛、むくみ、だるさ、めまいなどの症状は気血水のバランスが乱れている可能性が高いでしょう。

 

対処法

肝臓を労わる

肝臓を労わるためには「肝」を強くしてあげる、または「腎」のエネルギーで「肝をサポートする」ことを意識する必要があります。

を強くする食べ物は「酸味のあるもの」「緑色の野菜」を意識して食べましょう。

肝を労わる食べ物はこちらものぞいてみてください!
【体質改善】肝臓に良い食べ物で体を整える

のエネルギーで肝をサポートするためには「黒い食べ物」「魚介類」などが当てはまります。

 

「腎」を強める食べ物
・黒い食べ物:黒ごま、黒豆など
・魚介類

・海藻類
・豚肉

・大豆、豆腐、豆乳、味噌、醤油
・塩、塩辛い食べ物
・冬が旬の食材

 

不調を和らげるためにも食生活の改善を意識してみてください。

 

エネルギーの充電

エネルギーの充電で心がけたいことは無駄にエネルギーを消費しないようにすることです。

ストレスをためない、不要な気遣いをしない、無駄な行動をしないといった油断をするとやってしまいがちなことをやらないという意識を持つことが重要です。

その上で寝不足にならないようにしっかりと睡眠を取れる状況、環境を整えるようにしましょう。

寝る環境の整え方については友人のブログをのぞいてみてください!
【寝室の風水】インテリア、カーテンの色、睡眠アイテム。おすすめとNGを公開!

 

「気」「血」「水」の巡りを良くする

体の循環を促すためには「体を温めること」「バランスの良い食事を取ること」を心がけるようにしましょう。

「軽い運動」「お湯につかる」ことで体を温めることで気の巡りや血が循環して、水の交換が行われて不要な水が出ていきます。

「バランスの良い食事」は気血水の気の巡りを促す、血を作る、水を交換する根本を生み出してくれます。

基本的なことではありますが体を冷やさないようにして、しっかり食事を取るようにすることを意識して取り組むようにしていきたいですね。

 

まとめ

今回はPMSを生活習慣、食生活、睡眠の観点から対処する方法を見てきました。

みなさんはサプリメントや薬に頼り過ぎていませんか?

我慢をすることが正しいわけではありませんが、薬を飲む回数が多い場合には根本的な解決として自分の生活を見直して改善することを心がけるようにしていきましょう。

 

【本日のポイント】
PMSには原因がある
・肝の疲労
・エネルギー不足
・「気」「血」「水」のバランスが崩れている

対処法
・肝を労わる
・エネルギーの充電
・「気」「血」「水」の巡りを良くする

 

女性にとって生理は一人ひとりで違い、PMSの症状も様々ですから焦らずに少しずつ改善を目指していくことで辛さや苦しさを減らしていくことが出来ます。

一緒に頑張っていきましょう!

 

 

おすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です