過敏性腸症候群を食べ物で改善していく
体に異常がないのにお腹が痛くて便秘や下痢を繰り返す人がいます。
その症状が続く場合「過敏性腸症候群」という病気の可能性があります。
過敏性腸症候群は食あたりや水あたりといった腹痛とは異なります。
何が原因で起こるのか、対策があるのかを確認していきましょう。
過敏性腸症候群の症状
過敏性腸症候群は年齢を問わず見られる症状です。
便秘、下痢、便秘と下痢の両方や腹痛、腹部の違和感などが起こります。
腹痛の強さやトイレに行く回数には個人差があり、排便後にも腹痛が続くことがあります。
ただし、食あたりなどの腹痛と異なるのは睡眠中にはトイレに行くことはほとんどありません。
イライラ、不安感、プレッシャー、過度な緊張などの心の不安定さが続くことによって起こる症状なのです。
症状が起こりやすいケース
症状を引き起こすケースとしては下記が挙げられます。
学生:試合前や試合中、大会前や大会の最中、試験前や試験中、面接前や面接中、友人との人間関係、進路への不安 など
社会人:試験前や試験中、面接前や面接中、会議前や会議中、取引先との契約等、電話対応、職場の人間関係、将来への不安 など
主婦:育児の不安感、周りからのプレッシャー、家族に対するイライラ、生活への不安感 など
個人によって不安に思うことやプレッシャーに感じることには違いがありますし、重大さも本人にしか測ることは出来ません。
誰かと比べることはせずに何が原因で発症をしているのかを特定させることが改善への近道になります。
症状を改善させるためには
心が不安定な状態であることが症状を引き起こす原因であり、自律神経の乱れが原因の場合もあります。
症状を改善させようとするのであれば症状が一過性な悩みからきているものであるのか、継続的な悩みからきているものであるのかを見極める必要があります。
そのためにも腹痛や下痢が起こる原因を知る必要があるのです。
精神的な不安をなくす行動をする
一過性なものである場合はリラックスや気分転換をするなど時間の使い方にメリハリを作ることで症状が緩和されることが多いと言われています。
心の疲れがある場合には体を使うとリフレッシュ出来ると言われています。
運動が好きな人は運動をする、モノ作りが好きな人は作業に集中する、思いつかない人は写真を撮るために散歩をしてみるのも効果があります。
写真を撮ろうとするといつもと違った視点でものを見たり、行動をしたりするので時間の過ごし方を変えることにも繋がるでしょう。
反対に問題に対してとことん考えてみたり、行動を起こしたりして解決策を探るということも大切です。
悩みや失敗から学び次のステップへ生かすことは重要ですが、簡単に出来ることではありませんので乗り越えることが出来れば大きな成長に繋がることは言うまでもありません。
しかし簡単に解決が出来ない問題だからこそ不調が現れているので、友人や大切な人、家族と一緒に過ごしたり、悩みを話したりするなど抱え込み過ぎないことも重要です。
病院へ行く
継続的なものである場合はきちんと医師の診断を受けるようにしてください。
症状が悪化するまたは頻発するようになると体が自動的に「イライラや不安を覚える」=「腹痛を起こす」ようになっていきます。
過度に緊張する→腹痛や下痢を起こす→トイレに行く→治る
このように一連の流れとして脳が認識をしてしまうことがあります。
脳が覚え込んでしまうと少しでも心に不安があると体調を崩させてトイレに行きたいと思わせるようにしてしまいます。
過敏性腸症候群がクセになってしまわないように医師と相談して生活習慣を見直し、必要によっては薬の助けを借りることも検討するようにしてください。
ただし、過敏性腸症候群は精神的な作用が大きくかかわっているので必ずしも薬で完治するものではないことを覚えておきましょう。
食べ物で改善をする
下痢や便秘を繰り返していると腸が疲弊をしてしまいます。
腸は体の様々な機能を支えてくれていますので腸が正常な働きを取り戻せるように整えてあげることが大切です。
腸内環境の改善は精神の安定化を促し、体の健康を維持する機能を高めてくれます。
心身共に健康でいられるようにするために食生活も見直して少しずつ取り入れていきましょう。
【心の健康を保つ食生活とは】
1.バランスの良い食事を心がける
2.しっかり噛んで食べる
3.朝・昼・夜と3食をきちんと食べる
4.発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチなど)を積極的に食べる
5.炭水化物もきちんと食べる
避けた方が良い食べ物
完全に避ける必要はありませんが、体調で調整をする必要がある食べ物を確認していきましょう。
刺激や味が濃いもの
コーヒー・アルコールや香辛料などの刺激物、脂肪の多い食べ物などは腸に負担をかけてしまい腹痛や下痢を起こしやすくなってしまいます。
甘い物
甘い物の食べ過ぎには気をつけましょう。
甘い物は脂肪分や糖分が多いために腸に負担がかかってしまいます。
他にも甘い物はストレスや疲れを軽減させる作用があると言われています。
甘い物でストレスを解消したり、疲れを癒したりする習慣がついてしまうと甘い物を食べ過ぎてしまう原因にもなりますので気をつけましょう。
まとめ
今回は過敏性腸症候群について確認をしてきました。
私自身、学生の頃に試験の時や面接の時に腹痛と戦っていたことがありました。
しかし元々便秘がちで腹痛も起こしやすかったこと、当時は過敏性腸症候群という病名を聞いたことがなかったので何が原因なのかがわからず腹痛を抑える薬を常に持ち歩いている状態でした。
知っていることで病院に行く必要があるのか、様子を見ればいいのかが判断出来るので知識があることの大切さがわかりました。
本日のポイントです。
【過敏性腸症候群の対処】
・症状が起こりやすいケース
精神的な不安やイライラ、プレッシャーなどから発症する
・症状を改善させるためには
精神的な不安をなくす行動をする
1.気分転換をする
2.原因に対する問題解決を図る
3.一人で悩み過ぎない
→症状が継続する場合は病院へ行く
・食べ物で改善をする
1.バランスの良い食事を心がける
2.しっかり噛んで食べる
3.朝・昼・夜と3食をきちんと食べる
4.発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチなど)を積極的に食べる
5.炭水化物もきちんと食べる
・避けた方が良い食べ物
1.刺激や味が濃いもの
2.甘い物
大事な場面できちんと力を発揮出来るように過敏性腸症候群かもと思ったら原因を確かめてみるようにしてください!