甘い物で頭痛が起こる原因 ~5つのポイントと7商品から学ぶ~
甘い物が好きな人であれば自分へのご褒美にケーキや和菓子を食べると幸せな気分になりますよね。
疲れを癒したりイライラが軽減されたりと甘い物を食べて頑張ろうと思っているのに、食べてしばらくしたら頭が痛いな…と感じることはありませんか?
甘い物を食べたから頭痛になるという話はあまり聞かないけれど、原因はさっき食べたケーキしか考えられない!と思ったことがある人もいるかもしれません。
実際に甘い物を食べると頭痛を起こすことはあり得ます。
なぜ甘い物を食べると頭痛が発生するのか原因を知って、食べるものの選び方などの対処を確認していきましょう!
甘い物で頭痛が起こる原因
甘い物に多く含まれている砂糖は体のエネルギーとなるブドウ糖に変換されて血液と共に体中に運ばれていきます。
脳や細胞が生命活動を維持出来るようにエネルギーであるブドウ糖を常に必要としており、血液を介して各所へ供給しています。
体は必要なエネルギーを必要な場所へ届け続けられるように血液中のブドウ糖量が一定になるようにコントロールをしています。
このブドウ糖量を調整する動きを血糖値が高いまたは低いと表現します。
「血糖値が下がる」
空腹を覚えて体のブドウ糖が減ってしまっている状態
少なくなったブドウ糖を体内へ必要な分だけを供給する省エネモードにするために血管を収縮させます
「血糖値が上がる」
食事や間食をしてブドウ糖が体内にたくさん吸収された状態
ブドウ糖を体中へ供給しようと血管を拡張させてたくさん血液と一緒にブドウ糖を流します
体の中ではこの血糖値を上げたり下げたりすることでブドウ糖の供給量をコントロールしています。
甘い物を食べた時に起こる頭痛は
血糖値が上下する時の「血管の収縮と拡張」が関わっており、甘い物を食べたことで拡張した血管が脳の神経を圧迫して痛みを発生させるのです。
甘い物から得たブドウ糖を運ぶために、体が血管を拡張させて血液を大量に流せるようにする指令を出します。
通常の食事であれば野菜、肉、魚など様々な食べ物の影響を受けて血糖値の上昇が緩やかになり、血管の拡張も血糖値の上がり方に合わせて徐々に行われます。
しかし甘い物を食べた場合、糖分は体内で簡単にブドウ糖へと変換されるために血糖値は急上昇して体が準備をする間もなくすぐに血液へ流されます。
血液中のブドウ糖が増えすぎると血液の濃度が濃くなって、血管が詰まりやすくなり動脈硬化や心筋梗塞を引き起こしてしまいます。
血管の拡張は血管が詰まらないようにするためなのですが、血管が通常よりも拡張してしまった時に脳の神経を圧迫することで頭痛が発生してしまうのです。
血糖値が急激に上がったり下がったりする時には
頭痛を発生させるだけではなく、
・自律神経の乱れ
・だるさ
・思考力や集中力の低下
・強い眠気
・イライラや不安感が増す
などの感情の起伏が激しくなるといった症状が表れることもあります。
頭痛を抑える方法
血糖値が急に上がることが頭痛を発生させる大きな要因であることがわかりました。
このことから甘い物を食べて発生する頭痛を避けるためには5つのポイントがあります。
ダイエットの時にも役立つので参考にしてみてください。
【頭痛を避ける5つのポイント】
1.空腹状態で甘い物を食べない
2.食事代わりに甘い物を食べない
3.甘い物を食べる時間を決める
4.食べる量を減らす
5.水分を取る
空腹状態で甘い物を食べない
食後30分頃から血糖値は上がり始めます。
血糖値の急激な上昇が頭痛を引き起こすために、2つの方法で血糖値を緩やかに上げていけば頭痛を引き起こすリスクを減らせます。
甘い物は食後に食べる
食事をすると血糖値が上がりますが、甘い物単体で食べるよりも血糖値の上昇は緩やかになります。
食後に食べることで血糖値が上がり始めているところに甘い物の糖分が入ってくるので、頭痛を引き起こすリスクを減らせます。
また、甘い物を食べるために食事量やカロリーに注意を払うようになることで、過食や余計なカロリーを取らないようにする意識が働く心理的効果も見込めます。
甘い物を食べる15分前に一口食べる
お腹が空いている時に甘い物を食べると体が低血糖状態だったところから急に高血糖な状態になり、体の中で糖分の処理を急ピッチで進めるために内臓や血管に負荷がかかってしまいます。
空腹で甘い物を食べないようにするために「20分前に一口だけ」間食をして事前に血糖値を少しだけ上げておくようにしましょう。
【血糖値を緩やかに上げるコンビニで買えるおすすめ9品】
・チーズ
・ゼリー
・ヨーグルト
・茎ワカメ
・あたりめ
・野菜スティック
・サラダ
・豆乳飲料
・飲むヨーグルト など
※血糖値の上がり方が緩やかで糖質が少ないものを基準に選定
ポイントは「一口だけ」ということです。
もちろん一口だけというのは目安ではありますが、ケーキや和菓子を食べるために間食をたくさん食べてしまっては本末転倒です。
カロリーの取り過ぎや食事代わりになってしまわないようにしてください。
食事代わりに甘い物を食べない
甘い物が好きでたくさん食べたいために食事代わりにスイーツを食べる人がいます。
スイーツを食事代わりにすると栄養の偏りが起こるだけではなく、血糖値を急上昇させる原因になります。
頭痛を発生させたり、生活習慣病のリスクを高めるので動脈硬化や高血圧、糖尿病などに罹患しやすくなってしまいます。
バランスの良い食事を取るなどの食生活の改善をしていきましょう。
甘い物を食べる時間を決める
甘い物を食べる時間を決めることで頭痛のリスクを低くすることが出来ます。
ポイントは「間食」と捉えることです。
食事と食事の間で、空腹を感じる前に食べることが大切です。
食後のデザートとは異なり、甘い物だけを食べる時間になるので満足感が得られるところが利点です。
食べる量を減らす
糖分を取り過ぎていることで頭痛を引き起こしている場合があります。
洋菓子、和菓子などのジャンルを問わず食べる量を見直してみるとよいでしょう。
また、甘い物の種類で頭痛が出る場合と出ない場合があるという人もいますので、何をどのくらい食べているかの振り返りをすることで頭痛とは無縁になるかもしれません。
水分を取る
甘い物を食べる時に一緒に飲み物も準備しましょう。
水分を取ることで血中の糖分が薄まると言われています。
普段水分をあまり取らない人は積極的に水分を取るようにしましょう。
ただし、コーヒー・紅茶・緑茶は利尿作用があるので飲み過ぎは脱水を引き起こしますので注意が必要です。
頭痛になりたくないけれど甘い物が食べたい時の7選
頭痛になってしまうかもしれない…と不安を抱えていると甘い物を避ける人も多いことでしょう。
しかし我慢をし過ぎてイライラ、我慢した反動で甘い物をたくさん食べてしまうなど心が不安定になったり、頭痛を引き起こしたりしていてはただ辛いだけになってしまいます。
プリンやゼリーは何となく低カロリーだし食べても良さそうだなと感じる部分がありますが、プリンやゼリーばかりでも飽きてしまいますよね。
どの程度甘い物を食べると頭痛が発生するのかは個人差があるために一概には断言が出来ませんが、糖質オフやロカボ商品を一つの基準としておやつを選んでみてはいかがでしょうか。
我慢し過ぎない、糖質を取り過ぎない、カロリーを取り過ぎないの3つの「ない」で美味しいデザートを見つけてみましょう。
SUNAO<バニラ>
栄養成分/1個(120ml)当たり
エネルギー80kcal
バニラビーンズシード入りの華やかバニラの風味と生クリームのまろやかな 味わいです
豆乳、トウモロコシ由来の食物繊維といったこだわりの素材を使って糖質をコントロールしたアイス
チーズデザート リッチな4種のベリー6P
栄養成分(1個標準15g当たり)
エネルギー:39kcal
ラズベリー、クランベリー、いちご、ブルーベリーの4種類のベリーを使用した甘酸っぱい風味のチーズデザートです
【スイーツプラン】6P糖質を考えたプチシュークリーム
1包装当たり(6個)
熱量 176kcal
糖質のことを考えたおいしくて体にもやさしい6個入りプチシューです
自家炊きカスタードに北海道産生クリームをブレンドしたなめらかなミルククリームを詰めました
DANKE ロカボ・スタイル レモンケーキ
成分表示(1個当たり)
エネルギー 126kcal
異なる大きさのレモンの果肉と、果皮を閉じ込めました
レモンの心地良い食感と、爽やかな酸味が奏でる味わいが楽しめます
LIBERA<ミルク>
栄養成分1袋(50g)当たり
エネルギー 262kcal
チョコレート初の機能性表示食品です
チョコ本来のおいしさそのままに、脂肪や糖の吸収を抑える食物繊維の難消化性デキストリンを加えました
SUNAO<発酵バター>小袋
栄養成分/1袋(31g)当たり
エネルギー154kcal
豊かなバターの味わいとサクサクした軽い食感が楽しめます
豆乳と小麦胚芽を使用し、食物繊維もたっぷりで食べたい気持ちに素直に食べられるビスケットです
SOYJOY アーモンド&チョコレート
栄養成分表示1本(30g)当たり
エネルギー 145kcal
ざくっとしたローストアーモンドと薫り高いチョコレートの豊かな味わい
大豆粉を使用した糖質オフなのに食べ応えがある一品です
頭痛を抑える食べ物
痛みを引き起こす神経の働きを抑えるビタミンB2と鎮痛効果が見込めるマグネシウムを積極的に取るようにしましょう。
しかし痛みがある時には食欲がなかったり吐き気があったりする場合もあると思いますので、安静を第一にしてください。
果物にはマグネシウムが含まれているものが多いので食べやすいものを選ぶようにするとよいでしょう。
【頭痛を抑える食べ物】
「ビタミンB2」
卵・牛乳・ナッツ類・レバー類・ほうれん草・納豆など
「マグネシウム」
ナッツ類・玄米・貝類・大豆製品・海藻類(海苔、ひじき、ワカメ、昆布)など
頭痛についてはこちらも参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
甘い物を食べることで体に負荷がかかって頭痛を引き起こす可能性があることがわかりました。
本日のポイントを改めて確認していきましょう。
【頭痛を避ける5つのポイント】
1.空腹状態で甘い物を食べない
2.食事代わりに甘い物を食べない
3.甘い物を食べる時間を決める
4.食べる量を減らす
5.水分を取る
【甘い物が食べたい時には】
〇糖質が低いものを選ぶようにする
低糖質、ロカボ、糖質カットなど
キーワードは「血糖値を急上昇させないこと」です。
そのためには今回お伝えした食べ方や食べるものの選び方を参考に工夫していくことが大切です。
頭痛から解放されて、みなさんが甘い物を食べて幸せな時間を過ごせるように役立てば嬉しいです♪