食べる順番が食べ過ぎを防ぐ ~食事制限の前に取り入れたい法則~
ダイエットで食生活を見直してみると食べていいもの、食べるのを避けた方がいいもの、食べる量と色々な情報がありますよね。
現代はインターネットや書籍でたくさんの情報を簡単に収集できる環境にあり、ダイエットもどこから始めていいのか…と悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
食事量を制限したら痩せる効果は大きいかもしれませんが、食べることへの我慢がストレスに繋がります。
糖質制限をしたら痩せやすくはなりますが、糖質制限をやめたらリバウンドをする可能性が大きくなります。
特定の食材を毎日食べることは一見簡単そうに見えますが、味に飽きてしまったり余計なお金がかかったりすることがあります。
必ず良い面と悪い面があるということを理解した上で、自分に合った方法を取り入れることを意識したいですね。
でも、最初は強い意志で始めたものの中途半端になっていたり、いつの間にかやめてしまっていたりしたことはありませんか?
私は恥ずかしいことに何度もあるので、改めてみなさんと一緒に考えていきたいと思います。
意識を変えよう
生活習慣を変えることは簡単ではありません。
朝起きてから夜寝る前までの毎日のルーティーンを少なからず壊すことに繋がり私たちはストレスを感じることになります。
そしてこの小さなストレスは自覚することがとても難しいのです。
先ずは「ストレスを感じるかもしれないけれど自分を変えたい!」という意識を持ちましょう。
また、可能であれば「見える状態にすること」も大事です。
目からの情報は意識を変えるために大変有効で、目標を紙に書くというシンプルな方法さえも人間の心理には大きく作用するのでお勧めです。
簡単なことから始めよう
せっかく食生活を見直して生活リズムを整えようとしているのですから簡単なことから始めてみましょう!
フォーカスするポイントとしては続けられることとストレスを低減させることの2点にしました。
そこで、今回は「食べる順番」を一緒に考えてみましょう。
最初に食べるものが大事
みなさんは「いただきます」と言ってから自分が最初に何を食べているのかをすぐに言えますか?
野菜などの副菜、魚や肉の主菜、ごはんやパンの主食に大きく分かれることでしょう。
実は敢えて試してほしい食べる順番で書いてみましたが、みなさんの食べる順番と一緒でしたでしょうか。
野菜→肉類・魚介類→炭水化物(糖質)の順番に食べる方法を「ベジファースト(ベジタブルファースト)」と呼びます。
最初に野菜から食べ、たんぱく質、糖質の順番に摂取することで、余分な糖質や脂質の吸収を抑えて肥満や糖尿病など生活習慣病の予防効果が期待できる食事法です。
ベジファースト、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
知っていた方はおさらいの機会にしてみてください!
1番目に食べるもの:野菜、汁物
最初に食べるのはサラダや煮物、野菜のみそ汁、野菜スープといった食物繊維が豊富な食品にしましょう。
野菜には血糖値の急上昇を抑える働きがあり、汁物はお腹に溜まりやすいので過食を防ぐことに繋がります。
ここで注意したいことは「糖質が多い野菜の食べる順番」です。
イモ類、カボチャ、レンコン、とうもろこしは糖質が多いのでごはんや麺類と同じ炭水化物として扱います。
果物も糖質が多いので同様です。
2番目に食べるもの:海藻類、大豆製品
海藻類も食物繊維が多く含まれているので、1番目に食べるサラダやスープと一緒に食べても問題ありません。
厳密に分類した場合は野菜の後になると理解してください。
植物性たんぱく質を含む大豆製品も肉や魚料理より先に食べましょう。
3番目に食べるもの:肉類・魚介類
動物性たんぱく質を含む肉や魚介系のおかずです。
筋肉の材料にもなるたんぱく質は人間が生きていくために欠かせませんが、脂肪が多いものには注意して食べましょう。
この場合は主に肉類の脂身が多いものを指します。
最後に食べるもの:ご飯、麺類、パン類
ご飯や麺類などの糖質が多い食品は一番最後に食べましょう。
ここにはイモ類、カボチャ、レンコン、とうもろこし、果物も含まれます。
最後に糖質を食べることで食べ過ぎを防ぐことが出来ます。
いかがでしたでしょうか。
食べ方には今回ご紹介したベジファーストだけではなく、最近ではミートファーストや大豆ファーストといった食事法もあります。
効果については賛否両論あるものの、ベジファーストはフランス料理を始めとしたコース料理にも同様の考えが取り入れられていることから理にかなった食事法と言えるのではないでしょうか。
まとめ
食べる順番を意識するメリット
1.ストレスが少なく継続的に食生活を変えていくことができる
2.肥満や糖尿病など生活習慣病の予防効果が期待できる
3.過食を防ぐことができる
自宅での食事だけではなく、外食の時にもベジファーストの食事法が応用できる点で食生活の改善を簡単に始められるのではないでしょうか。
食事の時間を楽しみながら生活リズムを整えていきましょう♪