おいしいものは脂肪と糖でできている ~人間の本能との戦い~

早速ですが、みなさんはこちらのフレーズを聞いたことはありますでしょうか。



「おいしいものは脂肪と糖でできて…」
大手飲料メーカーのとても有名なCMの一節ですね。



私はこのCMを初めて見たときにとても衝撃を受けたことを覚えています。

 

なぜ衝撃的だったかというと
食べることの根本的な意味」を伝えているとともに
「ダイエットをすること、健康を維持することの難しさ
を示しているからです!


人間の歴史は脂肪と糖を求める旅


「おいしいもの」と聞いたら、このような味がしっかりした食べものをイメージする人が多いのではないでしょうか。



これらは塩分や糖分(糖)、油(脂肪)などが多く含まれます。
なんとなく体に悪いものなのかな…と不安な気持ちになりますね。



反対に野菜などが多く含まれる健康的な食べものは体にはいいけれど、基本的においしくないものや我慢して食べるものとして認識されています。


「体に悪いものほどおいしく、体に良いものはおいしくない」


このようなイメージが強いのはなぜなのでしょうか。
それは人間が生き延びるために進化をした結果なのだと言えます。


脂肪は冬の寒さにも耐えられるように、糖は活動をするエネルギーになるようにと生きていくために最も重要な栄養素だったために常に追い求め今日まで生きてきました。


だから私たちは動物としての人間の本能を理解した上で、本能と戦いながら健康的な体を維持することに努めなければならないのです。


堅苦しい話になってしまいましたが、早速おいしいものが何なのかを一緒に考えてみましょう!
 

おいしいは経験から覚える

やっぱり食べたくなっちゃう!


ハンバーガーやフライドポテト、クッキーやケーキが「おいしい」というイメージを抱くには子どもの頃の食体験が大きく関係しています。



食べものには甘味・うま味・苦味・酸味・塩味(えんみ)の五味(5つの味)があり、これらは人間の成長と深い繋がりがあります。

その中でも人が常に欲しているものは「甘味(糖)」「旨味(脂肪)」「塩味」の3つの味覚です。

甘味=エネルギー源
うま味=体を作るアミノ酸
塩味=水分やミネラル


これらは人間の成長において不足してはならないものでもあり、脳が欲する栄養素として優先順位が高いものなのです。


また人類の歴史は飢えとの戦いの時代で、世界レベルで考えると今も飢餓に苦しむ人たちが大多数なのです。



日本で考えれば今は飽食の時代です。



しかし人類としての歴史を歩み始めてから現在までを24時間で表すと、今のような豊かな暮らしを手に入れたのは23時59分59秒というわずかな期間なのです。



そうした本能的な部分も含まれているかもしれません。
 

おいしい体験はいつでも嬉しい!


子どもの頃に感じた「おいしい」お菓子やファストフードの味は幸せな経験として無意識に私たちの記憶に残ります。



そして大人になってからも子どもの頃の記憶が残っているために「美味しいもの」としてイメージできるのです。
 

子どもは野菜の苦味・酢の酸味が嫌い

苦いから食べたくない…

苦いや酸っぱいは人間の本能として避けようとする習性があります。



なぜなら狩猟時代の自然界で生き抜かなければならない過程において「苦味=毒」「酸味=腐敗」として脳が認識をしたからです。



そのために私たちは「苦味や酸味が悪いものではない」と食事を通じて繰り返し学習していくことで、これらの味を好きになることができるのです。



しかし野菜嫌いの子に野菜を食べさせることが難しいように、苦味や酸味を好きになるほどの経験を積むのはとても難しいことです。
 


「まずい」「嫌い」と脳が強く認識してしまうと克服することは簡単な話ではありません。


誰だってまずいものよりおいしいものを食べたいと思うはず。

食事の記憶を幸せなものにしたいと思うはず。



だからどうしても子どもの頃の体験から甘味やうま味、塩味を選んでしまいがちになりますが当然の行動と言えるかもしれません。
 

アイスクリームを食べたくなるのは当たり前


大人になるまでに苦味や酸味を克服できない場合、その傾向は顕著になるでしょう。



こうして「おいしい」はどんどんお菓子やファストフードに寄って行ってしまいます。
 

「体にいいもの=おいしい」という経験をする


油も砂糖も塩も控えめな食事は極端に言ってしまえば「薄味であっさりしたもの」です。



しかし普段から濃い味のものを食べているとどうしても薄味のものは物足りなく感じてしまいます。



それでも意識して諦めずに薄味のものを食べ続けていけば、濃い味のものを食べたときに「しょっぱすぎる」「甘すぎる」と感じるようになります。



その理由は舌の上にある味を感じるセンサー「味蕾(みらい)」の働きによるものです。


味蕾は10日間で新しく生まれ変わり、生まれ変わるまでに経験した味を基に濃い味を欲したり、薄味をおいしいと感じたりします。


正しい味覚を持つことは今からでも遅くないのです。
 

「体に良いもの=おいしい」と感じられる味覚をつくれば、おいしいものが体に良いものになるのです。

 

おいしく野菜も食べられるよ!

まとめ


私たちの味覚の根幹を担う幼少期の食体験を消すことは難しく、お菓子やファストフードをお腹いっぱい食べたい気分になることもあるはずです。



しかし普段の食生活の中で体に良いものがおいしいと感じられる味覚をつくっておけば、お菓子やファストフードばかりの偏った食事にはなりにくくなります。
 


人は脂肪と糖のおいしさから離れることはできません。
そのことを知ったうえで少しずつ自分の体のために食生活を変えていくようにすることが大切ですね!


今日から一緒に変えていきましょう♪
 

みんな出来るおイモがもっともっとおいしくなる魔法!

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1件の返信

  1. 2019年11月28日

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