3つの習慣で体温を上げて免疫力アップ ~病気を予防しよう~
みなさんは体温が低いと病気になりやすいと聞いたことはありますか?
平熱が36℃未満の場合を低体温症と呼び、体の不調を感じやすく病気にもかかりやすくなるといわれています。
反対に平熱が高い人は体の機能が正常に働いて風邪だけではなく感染症や癌といった病気にもかかりにくくなるといわれています。
体温と免疫力の関係から今日からできる3つの習慣を取り入れて病気を予防していきましょう!
【本日のポイント】
体温が上がると病気になりにくくなる
1.病原菌やウイルスは37℃以上の温度で死滅する
2.体の免疫機能が37℃以上で活発化する
体温が上がる3つの習慣
1.お湯につかって体を温める
2.体を温める飲み物、食べ物を選ぶ
3.筋力をつける
体温と免疫力の関係
いつも通りの生活をしている中でも私たちの体は常に病原菌やウイルスと戦っていて免疫の機能が働くことで病気を未然に防いでいます。
病原菌やウイルスは高い温度に弱い特性があり、人の体内に病原菌やウイルスが入ってくると免疫機能を持つ免疫細胞が体温を上げるように動き出して細菌やウイルスを退治します。
免疫細胞が様々な病原菌やウイルスと戦うために持つ免疫機能の強さを「免疫力」と呼び、免疫力が高いと病気になりにくく健康でいられる確率が高いといわれています。
それでは、なぜ体温と免疫力が関係しているのでしょうか。
免疫力を高めるためには体温が高いことが重要です。
病原菌やウイルスを退治するために体温が高いと良い理由は大きく3つあります。
1.病原菌やウイルスが死滅する
=体内に入ってきても生きていけない温度であるために死滅して体外に出ていく
2.体温が高いと血流がよくなる
=免疫細胞が体内の細菌やウイルスが増殖しているところへ早くたどり着ける
3.免疫細胞が活性化する
=細菌やウイルスが体に悪い影響を生む前に細菌やウイルスを退治できる
もしも感染力が強い病原菌やウイルスが入ってきてしまったときに体温が低く免疫力が低下していると、病原菌やウイルスが増えてしまったところへ免疫細胞が駆けつけるので病気に勝つまでに時間がかかります。
また、病気に勝つまでに時間がかかるということはお腹が痛くなる、熱が出て体が重たい、食事が取れなくて体力が下がるなどのように病原菌やウイルスの影響が体の症状として出てきてしまいます。
風邪さらには癌にも負けない体を作るためにも体温を上げて免疫力を高める習慣を身につけていきましょう!
免疫力を高める3つの方法
体温を1℃上げると代謝は約10%、免疫力は30%~最大50%も上がると言われています。
多くの病原菌やウイルスが「37℃以上」の温度で生きていけなくなり、免疫細胞も「37℃以上」で活性化します。
体温を37℃に維持することは健康な体を手に入れるためにとても重要なことですので、生活習慣の見直しから始めてみましょう!
お風呂に入る
免疫力を上げる方法として簡単に取り入れられる習慣です。
40℃のお湯に10~15分つかるだけで体温を1℃上昇させることができます。
またお風呂で体を温めると寝つきが良くなるので質の良い睡眠を取ることができます。
寝つきが悪い、夜中に何度も起きるような状態が続くと寝ることで得られる体の機能回復ができず、体温の低下さらには免疫力が弱くなってしまいますので面倒くさいと思わずにお湯につかるようにしましょう。
体を冷やさない食事をする
温かい飲み物を飲む、温かい食べ物を食べることがとても手軽な方法です。
しかしここで要注意です!
食べ物には体を冷やす効果があるものと体を温める効果があるものがあります。
みなさんがよく飲むホットコーヒーや温かい緑茶は最初は体を温めてくれますが、体を冷やす働きを持っています。
反対に紅茶や烏龍茶は体を温める働きを持っています。
このように飲み物1つを見ても体に与える影響に違いがあるのでポイントを押さえておきましょう!
寒い地域で育つ食べ物
寒い国では体に熱を蓄える必要があるため、体を温める果物や野菜を育てて食べています。
反対に、暑い国では体にこもった熱を下げるために体を冷やす食べ物を育てて食べています。
寒い地域の植物が暑い地域では育たないように、暑い地域の植物が寒い地域では育たないように自然の摂理とも合っているのです。
土の中で育つ食べ物
地中で育つ食べ物には体を温める効果があります。
冬に多く見られる根菜類には体を温める作用があり、夏野菜には体を冷やす作用があります。
最近では温室栽培や輸入品によって季節がわかりにくいものの、旬の食べ物を食べることが体にとって良い効果があることがよくわかります。
発酵している食べ物
発酵食品には体の代謝を良くする効果があり体を温めてくれます。
発酵食品は味噌や納豆、醤油、漬物、キムチ、チーズがあります。
発酵させて作る日本酒や紹興酒も体を温める効果があります。
しかし発酵食品の全てが体を温める作用があるのではない点に注意が必要です。
代表例 ヨーグルト・ビール・ウィスキーなど
暖色で水分が少ない食べ物
根菜類には赤・黄色・オレンジといった暖色系が多く見た目からも体を温めてくれる気がしますよね。
ところがトマトは赤色で暖色ですが、暑い国で育ち水分がたくさん含まれているので体を冷やす作用を持ちます。
暖色系で水分が少なく丸い形のものという目安をもって、旬の食材で見分けるようにしてください。
【体を温める飲み物、食べ物一例】
・ニンジン
・カボチャ
・ネギ
・タマネギ
・レンコン
・ゴボウ
・ジャガイモ
・さつまいも
・山芋
・りんご
・さくらんぼ
・ぶどう
・玄米
・鮭、マグロ、カツオなど
・牛肉(赤身)、鶏肉、ラムなど
・黒豆、小豆
・納豆
・キムチ
・漬物
・生姜、にんにく
・味噌、醤油
・味噌汁
・紅茶
・烏龍茶
・生姜湯
・ジンジャーティー
・ゆず茶
・黒豆茶
・ココア
・おしるこ、ぜんざい(白砂糖を使っていないもの)
・甘酒
・日本酒
・赤ワイン
筋力をつける
免疫力を高めるには筋力もつけていきましょう。
人間が最もエネルギーを必要とするのは筋力を保つためのエネルギーです。
エネルギーを必要とするということは必然的に基礎代謝が上がって痩せやすくなりますし、筋肉に必要なエネルギーを届けるために血流がよくなるので体温も上がります。
簡単な筋トレや近場を散歩するなどから始めて体温を上げるための行動をしていきましょう!
歩く・走る・スクワットなどのように下半身を動かすことが効果を得やすくする近道です。
まとめ
体温と免疫力の関係について見てきました。
通常であれば年齢を重ねるごとに、筋力が低下するとともに体温も免疫力も下がってしまいます。
しかしお伝えした3つの習慣を取り入れることから始めれば体温を上げることも免疫力を上げることもできるのでぜひ今日から始めてみてください!
【本日のポイント】
体温が上がると病気になりにくくなる
1.病原菌やウイルスは37℃以上の温度で死滅する
2.体の免疫機能が37℃以上で活発化する
体温が上がる3つの習慣
1.お湯につかって体を温める
2.体を温める飲み物、食べ物を選ぶ
3.筋力をつける
女性は生理痛が軽減される、冷え性が改善するといった女性に多い不調が減るというメリットもあります。
良い習慣を取り入れて病気ならない生活をしていきましょう♪
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