【体験談】がん検診の病院はどうやって選ぶ?30代でもやった方がいい? ~大腸がん編~
前回は大腸がん検診のススメと主な検診方法をお伝えしました。
(大腸がん検診前編が気になった人はこちらからどうぞ!)
今回は私がやった受診場所の探し方と体験してわかった注意点を私が受けた大腸CT検査を基準でお伝えしたいと思います。
正直に言えば病院や検診センターを探すのは面倒ですし、内視鏡検査であっても大腸CT検査であっても料金は安くはありません。
それでも
大腸がんの開腹手術をして約2週間入院をすれば30万円以上
再発を防ぐための抗がん剤治療で、月の治療費が2万円以上を6ヶ月で12万円以上
転移や再発をした場合には2週間~3週間に1回の抗がん剤治療で、月に3万円以上
※自己負担3割を想定
(参考:大腸がんを生きるガイド 治療にかかるお金について https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/cancernavi/daicho/column/201304/554251.html)
大腸がんになったらこれだけの高額な費用がかかりますし、大腸がんに限らず検診を受けてがんの早期発見・早期治療ができれば高額な料金を必要とせず、心と体に大きな負担がかかることもないということから「がん検診のすすめ」として中編をお伝えしていきます。
【中編のポイント】
・私は検診センターをこうやって探した
・大腸がん検診を受けるときに注意することは?
1.前日は病院からの指示通りに過ごそう
2.病院は家から遠くないところがおすすめ
3.半日有給は取った方がいい
【後編のポイント】
実際に行ってきた!
検査はつらい…痛い…
健康診断の結果と医療費控除
簡単!検診センター・病院の探し方
私は「人間ドックのここカラダ」という人間ドック・がん検診をネットで探して予約できるリクルートが運営しているサイトを使いました。
私が実際に使用してみて感じたサイトのメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
【メリット】
・ネットで予約ができる
電話が苦手な人には最大のメリットかも!
・ネット予約者数、利用者満足度No.1という安心感
※ 2019年6月(株)東京商工リサーチ調べ
・時短!電話での日程調整のやり取りが不要
希望日をカレンダーから選択または第3希望まで記載して送信すると日程調整して返信をくれる
・料金の比較が簡単
クレジットカード支払いができる病院も検索できる
(クレジットカード支払いが主流ではありますが)
・医療機関の情報収集が簡単
休診日や受診可能時間がわかりやすいのはスケジュール調整の上で大事!
女性専用フロアがある、女性医師が担当する、子連れ可など女性が気になるポイントも記載されている
・注意事項の取りこぼしがない
検査を受けられない人、キャンセルポリシーがきちんと書かれているので
確認してから申し込みができる
(電話だと説明を聞き逃す可能性がありますよね)
・会員用のプランを用意している医療機関もある
期間限定や先着などで行っているので見つけられたらお得!
・会員登録をしなくても利用できる
・Pontaポイントが貯まる、使える
※会員登録が必要、一部ポイント使用不可
【デメリット】
・絞込み検索機能が使いにくい
大腸がん検診の中でも検査項目(内視鏡、CT検査など)をピンポイントで探すのが難しい
・口コミなどの評価は書かれていないので気になる人は自分で調べる必要がある
個人的にはリクルートのサイトに掲載されているので心配は要らないと思うのですが
・検査で調べられる項目、苦手項目は自分で調べる必要がある
前回お伝えした便潜血検査と内視鏡検査の違いのように検査に一長一短はつきものだから仕方がないと言えば仕方がない
・日程変更やキャンセルは受診する医療機関へ直接電話をしなければならない
・病歴など細かく確認しなければならない場合は電話でのやり取りがある(特に女性は妊娠の可能性について)
・個人の受診に限る
団体や法人の受診についてはサイト内に案内があるのでそちらを参照ください
・選択肢が少ない地域もある
・会員登録をしないとPontaポイントはつかない
こちらも参考にしてみてください。
条件検索が使いやすく、人間ドックやがん検診を早く受けたい人向けの直前プランなど様々なプランから選べます(^^)
人間ドック・検診[マーソ] MRSO
・ネットで予約できる
・どのような検診を受ければいいか、急ぎの検診予約などを相談できるコンシェルジュサービス(平日のみ)
・最適条件保証=同じ検診内容で他サイトよりも金額が高い、条件が悪い場合の保証あり
・人間ドックギフト券で大切な人の健康を守れる
・法人向けのサービスあり
・Tポイントが貯まる、使える(諸条件あり)
・クレジットカードによる事前決裁可能(一部医療機関に限る) など
大腸がん検診を受けるときの注意点
大腸がん検診を受けようかなと思ってくれた人に知っておいてほしい注意点をお伝えします。
検査前日は病院からの指示通りに過ごそう
指示通りというのは主に検査食を指しますが、きちんと検査食を食べて造影剤を飲むようにした方がいいと思いました。
他にも検査機関によって食事は何時までに食べ終える、水分の量、運動は控えるなど指示があります。
問題なく診断を受けられるようにするためにも前日の過ごし方は検診の案内通りにするべきだと強く感じました。
最も後悔したのは私は元来便秘症ですので胃腸を正常に働かせるためにも3食の検査食を食べて下剤の効果を下げないようにするべきだったことです。
その原因は私が前日にも検診をつめこんでしまったからなのです…苦笑
前日の検診で朝食は食べないようにという指示だったのでスキップ、家から遠いクリニックに行ったので検査をして帰宅したのが夕方になったことから検査食を食べたのは夕食の1回だけでした。(前日の20時までに夕食を食べ終えるだった記憶…)
今思えば朝から造影剤と水しか飲んでいなかった上に消化のいい検査食1食だけだったので胃腸はほぼ活動せずだったのかなという印象です。
下剤も強いものではないのでその日の内には便は出ず、そして胃腸の動きが少なかったからか当日の朝も家を出る前には何も出ず…
家を出てクリニックへ向かう段階で便が出なかったことが後々私を苦しめました。
病院や検診センターは家から遠くないところがおすすめ
私は費用を抑えられて実績が多くある医療機関を基準に自分なりに探して、家から電車で80分の「AIC八重洲クリニック」で検診を受けました。
検査のしおりには
来院時間の2時間前までにコップ一杯の水分
来院時間の1時間前からトイレにはいかないようにする
と書かれていました。
(しおりの内容が変わっている可能性がある点はご容赦ください)
他の検診でも同じですが朝から検査を受け終わるまでの約4時間も水分が取れないというのはかなり辛いです。
私が検診を受けたのは秋だったのでまだ我慢ができたものの…という気持ちです。
朝起きたときには便がでなかったのに移動で歩いたことによって腸が刺激されたのか、
腹痛はなかったものの電車に乗ってから病院に行くまでにトイレに行きたいという気持ちで頭がいっぱいになりました。
(スマホを見ていても、本を読んでいても全然気が紛れません!)
もしも検査する病院が家から近かったら予約時間の1時間前まではトイレに行けますし、同じ我慢をするにも緊張度合いが大きく違ったはずです。
100%自分が悪いのですが、病院が遠いことで
電車を途中下車… まさかの下着を汚してしまった… などの危険と常に隣り合わせだったので私をものすごく緊張させてくれました。
(病院に着いたときの嬉しさが半端じゃなかったです。笑)
根拠はありませんが前日に検査食を朝昼晩の3食きちんと食べておけば、約2時間もトイレを我慢しなくてもよかったのかなとまずは1回目の後悔をしました。
(ちなみにあと2回後悔します。苦笑)
少なくとも半日有給は取った方がいい
実際の検診体験談は後編でお伝えしますので、ここでは検診後のことをお伝えします。
バリウム検査をしたことがある人にはわかってもらえる話なのですが、下剤を使用していますので効果が切れるまで頻繁にトイレに行きたくなります。
また、私は元来便秘と下痢を繰り返す体質だったので下剤を飲むと腹痛が起こりやすいので同じような体質の人にとってこの状態でいつも通りに仕事をするのは厳しいと思います。
私は検査が終わって病院を出てから2時間後くらいには完全に下剤の効果が切れたかなと感じられましたが、食事をしたら腸の動きが良過ぎて腹痛はないもののトイレに行きたくなるという状態でした。
病院からも腸がほとんど空っぽな状態なのでお腹の調子が戻るまでは消化にいいものを食べるようにと指示されます。
午前中に検査を終えて仕事に向かい、昼休みに会社の人といつも通りに昼食に行くというのは避けて半休または代休で検査を受けることをおすすめいたします。
中編まとめ
検診センターの探し方と大腸がん検診を受けるときの注意点についてお伝えをしてきました。
私は初心者だったために今回書いた注意点について知っていたらもっと検診を楽に、苦痛が少なく受けられたなと思うばかりです。
リサーチ不足ということになるでしょうが、調べてみると意外と情報が出てこないなと思ったので体験談として前編・中編・後編で書かせてもらっています。
【中編のポイント】
・私は検診センターをこうやって探した
・大腸がん検診を受けるときに注意することは?
1.前日は病院からの指示通りに過ごそう
2.病院は家から遠くないところがおすすめ
3.半日有給は取った方がいい
【後編のポイント】
実際に行ってきた!
検査はつらい…痛い…
健康診断の結果と医療費控除
次回は実際に検診を受けた体験談と私の気持ちをお伝えしたいと思います。
すでにつらい、痛いと書いておりますが(笑)
それでもやってよかった!と思った理由も一緒にお伝えしていきます!
1件の返信
[…] 今回の後編では体験談として大腸がん検診を受けた1日をお伝えしていきたいと思います。(大腸がん検診とはの前編と病院の探し方と注意点の中編もどうぞ!)痛い・つらい・苦しいの3拍子そろった検診ではありましたが、検診を受けて得られる安心感は本当に大きなものです。大腸がんに限らずがん検診を受けて自分を大切にすること、大切な人を悲しませないことを改めて考える機会にしてもらえればと思います。 […]