【見直し】頑張っても痩せないのはなぜ?~ダイエットを繰り返すほど体重が減らないメカニズム~
ダイエットを何度もしていると「前回ダイエットをした時のように体重が減っていかない…」と思ったことがある人もいるのではないでしょうか。
年齢を重ねることで痩せにくくなることも理由にはなるのですが大きな要因は年齢のせいではないといわれており、本当の原因はみなさんが頑張っているダイエット方法で痩せにくくなっているかもしれないのです。
今回はダイエットを繰り返している人ほど痩せないのはなぜかというテーマで見ていきたいと思います。
【本日のポイント】
ダイエットで体重が減らなくなる理由
・体がエネルギー消費量を減らしてしまうから
ダイエットによって体に起こる変化
・満腹感を得にくい状態になる
・体重が減った分を食べさせようとする
リバウンドしない痩せ方
・食事も運動もバランスよくする
ダイエットで体重が減らなくなる理由
「何で夕ご飯をたくさん食べてしまったのだろう…」「どうして私はお菓子を我慢することが出来ないのだろう…」と罪悪感を抱いてしまったことはありますか?
ダイエットを頑張っている時こそ食べることを止められない自分、我慢することが出来ない自分を嫌いになったり、自分自身にイライラしてしまったりしている人は多いと思います。
しかし実際には意志が弱いということで片付けられる問題なのではないのです。
私たちの体は体重が大きく減ることで体が生命維持のための防御反応を示してエネルギーの消費量を制限するようになります。
具体的には基礎代謝の消費カロリーが減ってしまう、体が省エネで活動するようになるために頭が働かなかったり、疲れやすくなったりと脂肪を減らすどころか体調を崩す原因にまでなってしまう可能性があるのです。
カロリーを減らしたり、食べる量を減らしたりすれば体重は減っていきますが一気に体重を減らす(1ヶ月に体重の3%以上)ような食生活は脂肪を減らすダイエットにはならないということを知っておく必要があるでしょう。
そして省エネモードになった体は以前よりも少ないカロリーで生きていくことが出来るために、ダイエットを終えて普段の食生活に戻したとしてもカロリーオーバーになってしまうので、意図せずにリバウンドをしやすい体に変わってしまうのでダイエットが無意味になるのです。
ダイエットによって体に起こる変化
体の仕組みとして脂肪が減ってくると満腹感を得にくいことが多くなります。
食べても食べ足りないと感じる、もっと食べたいと思うことが増えるなど体重が減った分を取り戻そうと体が信号を出して食べさせようとします。
おもに脂肪細胞から分泌されるレプチンというホルモンが関係していてお腹がいっぱいになったというシグナルを出したり、代謝によるエネルギー消費量を調整したりとダイエットにも関係する大事な役割を担っています。
このレプチンの働きがきちんと機能せずに「たくさん食べろ!」「エネルギーが足りない!」という体の防御反応が優先されてしまうと食べる量は増えているのに、基礎代謝のエネルギー消費量が減ってしまうのでダイエットをする前よりも体に脂肪がつきやすくなっていくのです。
リバウンドしない痩せ方
リバウンドをしない痩せ方は「急激に体重を減らさないこと」が一番重要です。
そのためにはカロリー制限や糖質制限は出来るだけ避けるようにして、食べ過ぎている部分を見直して運動も取り入れるという基本に戻ることが必要なのです。
当たり前のことでガッカリした人も多いとは思いますが、頑張り過ぎると体に負荷がかかってしまいその負荷が後々にリバウンドという形で返ってきてしまうので、みなさんがダイエット後に目指したい姿が「健康的に痩せること」なのか「痩せることが最優先」なのかを考えて取り組んでいくようにしてくださいね。
まとめ
ダイエットで痩せないのはなぜなのか?というテーマで今回は見てきました。
過激なダイエットや無理な食事制限は体の本来のエネルギー消費量を減らしてしまうほどに大きな影響力があるということなのです。
同時にダイエットはリバウンドのリスクが誰にでもあるということもわかってもらえたのではないかと思います。
【本日のポイント】
ダイエットで体重が減らなくなる理由
・体がエネルギー消費量を減らしてしまうから
ダイエットによって体に起こる変化
・満腹感を得にくい状態になる
・体重が減った分を食べさせようとする
リバウンドしない痩せ方
・食事も運動もバランスよくする
結論はダイエットの基本に戻って取り組むというシンプルな答えになりましたが、リバウンドをしない健康的な体を目指すためには基本を忘れないことが大切だということですね。
みなさんがダイエットについて見直すきっかけになってもらえたら嬉しいです!