【対処法】冷えのタイプを知って改善しよう!
女性が冬に悩まされる大きな原因の一つは「冷え」ではないでしょうか。
温活という言葉があるくらいにみなさんも普段から体を冷やさないようにしていますよね。
今回は冷えのタイプ別で対処法をお伝えしたいと思います。
冷えは大きく分けて4種類ある
冷えのタイプは大きく4種類に分けられます。
【四肢末端の冷えタイプ】
ダイエットしている女性によくみられるタイプで、手足の先まで血液が十分に循環していないために手足に冷えを感じます。
他にも肌荒れ、ニキビが多い、立ちくらみがするといった、皮膚や頭部への血流の循環が悪いことで起こる症状もあり、冷房が苦手な人や睡眠が浅い人が多くみられます。
【主な原因】
・ダイエットによる栄養不足や貧血
・自律神経の乱れ
・寝不足、不眠
・ストレス
・慢性疲労 など
【四肢末端の冷えタイプ改善法】
1.湯船にしっかりつかる(時間がないときは足湯)
2.寝不足や不眠の改善
3.貧血改善(肉類・魚介類・黒豆、ひじきなど黒色の食材)
4.ストレスをためない
5.疲労をためない
【下半身の冷えタイプ】
気や血液の循環が悪く上半身がのぼせるのに下半身が冷えるタイプで、イライラしている時や気が張っている時には頭痛や肩こりが生じることがあります。
上半身がのぼせているので顔はほてりやすく口は渇きやすいのが特徴ですが、本人は冷えを感じにくいのでこの冷えのタイプは気づきにくいかもしれません。
下半身が冷えるので消化器系のトラブル(下痢や便秘など)、婦人科系のトラブル(子宮筋腫、重い生理痛など)、股関節や膝関節のトラブルが起こりやすい特徴があります。
【主な原因】
・イライラしやすい、いつも緊張状態でいるなど気持ちが落ち着かない
・腹部を冷やしたまたは足が冷えたことで下半身に冷えが広がっていった
・長時間座ったまま、運動不足で下半身の筋力が弱いことで足がむくみやすい
・水分、甘い物、冷たい物の取り過ぎ
・偏った食生活 など
【下半身の冷えタイプ改善法】
1.お風呂に入って下半身を温める
2.足の筋肉を運動やトレーニングなどで動かす
3.姿勢を良くする
4.イライラや緊張状態を減らす心がけ
5.上半身に熱を下げるために冷たいもの取り過ぎない
6.体を冷やす白砂糖を控える
7.外出時はタイツや靴下などで下半身を冷やさないようにする
【内臓の冷えタイプ】
内臓が冷えるので胃腸が弱い、平熱が低め、疲れやすくて風邪をひきやすい人はこのタイプの可能性があります。
具体的には便秘や下痢などの消化機能の低下、重い生理痛や生理不順などが起こりやすくなります。
【主な原因】
・ストレスによる自律神経の乱れ
・内臓の血流が低下で機能が落ちる
・薄着や冷房で胃腸を冷やしている
・水分の取りすぎ
・甘い物、冷たい物の取り過ぎ
・運動不足 など
【内臓の冷えタイプ改善法】
1.ストレスを減らして内臓の血流を良くする
2.バランスの良い食事を取る
3.甘い物を控える、食べ過ぎないことで胃腸の負担を減らす
4.生姜、大根、ねぎなどで身体を温めて体内の気を循環させる
5.キュウリやカボチャなどのウリ科・黒豆、小豆などの濃い色の豆で余分な水分を排出させる
【全身の冷えタイプ】
体内の熱生産や新陳代謝が低下することで全身が冷えるタイプです。
内臓も手足も冷えていて常に疲れていてやる気が出ない、倦怠感があるなど
運動不足の人に多くみられます。
腹部や手足など部分的な冷えを放置した結果、全身の冷えに広がることもあります。
<主な原因>
・新陳代謝が低下する病気(甲状腺機能低下症、自律神経失調症など)
・ビタミン、ミネラル、たんぱく質などの不足
・糖質摂取過多
・貧血
・不眠症
・運動不足
・慢性的に冷たい物を飲む/食べる
・首やお腹や足の冷え
・ストレスの原因を長期間放置している など
【全身の冷えタイプ改善法】
1.運動をして血流を良くする
2.首、足首、手首を冷やさないようにする
3.十分な睡眠時間と休息をとる
4.バランスの良い食事をとり胃腸に負担をかけすぎない
まとめ
今回は冷えのタイプ別で改善方法を見てきました。
みなさんの冷えの解決方法は見つかりましたでしょうか。
冷えは治らないと放置してしまうと内臓の機能が下がってしまったり、血流が悪くなることで肩こりや頭痛に悩まされたりしてしまいます。
さらに女性は筋肉量が少なく熱が作りにくいことと貧血が原因で冷え性になりやすいので、冷えの改善は