体は不足している栄養を取るために懸命に内臓を動かして無理をしている!

バランスの良い食事がダイエットにも健康にも良いことはもちろんみなさんは理解していますよね。
聞き飽きている人も多いことでしょう。
今回は偏食による弊害をテーマに体の中で起きていることを見ていきたいと思います。
目次
偏食でも体は元気を保とうとする

野菜も魚も嫌い、お菓子とジャンクフードが好き、炭水化物を食べないといった好き嫌いやダイエットのために栄養バランスが偏っている人でも健康な人はたくさんいます。
健康なのであれば嫌いなものを無理して食べる必要はないと思われるかもしれません。
確かにバランスの良い食事をしていても風邪をひきますし、熱が出ることもあります。
でも、体は正直なので元気でいられるようにたくさん無理をしているのです。
この機会に体からの言葉に耳を傾けてあげてみませんか?
体は環境に合わせて変化する
例として野菜が苦手で食べない場合にはどうしてもビタミン類が不足しがちになります。
果物から摂取することもできますが、果物を食べる機会もない場合には体が不足している栄養を摂るためにある働きを始めます。
体がどのように動き始めるのかというと
「食べたものから不足している栄養を摂るように体が変化する」のです!
体が変化するということがわかりにくいかもしれませんので、先ずはこちらのデータを見てみてください。
〇ご飯1杯分150g 252kcal に含まれる主な栄養素

たんぱく質 3.8g
牛乳、コップ約1/2杯分(111ml)に相当
脂質 0.5g
6枚切り食パンの1枚のうち1/6(11g)に相当
炭水化物(糖質) 55.7g
じゃがいも3個分(316g)に相当
亜鉛 0.9mg
ブロッコリー1/2個分(130g)に相当
鉄分 0.2mg
ほうれん草の葉1~2枚分(7.5g)に相当
カルシウム 5mg
さんま(生)約1/6尾(17g)に相当
ビタミンB1 0.03mg
キャベツの葉1~2枚分(75g)に相当
食物繊維 0.5g
セロリ1/3本分(30g)に相当
ごはんにはビタミンB1や食物繊維といった様々な栄養成分が含まれています。
野菜を食べるよりも魚を食べるよりもビタミン、カルシウムともに摂取率は劣りますが、全く栄養素が無いわけではありません。
体はこのわずかなビタミンやカルシウムといった足りない栄養素を頑張って吸収しようとしているのです!
それほどまでに体は生きることに一生懸命なのです。
頑張っている体のことを理解して正しく機能させてあげましょう。
体が頑張ることによる弊害
体が頑張って栄養を吸収しようとすればするほどに弊害も出てきます。
その弊害とは全体的に栄養の吸収率が上がりやすくなるということです。
体は少ない栄養素を吸収しようとすることでその食材が持つ主成分においては通常よりも多く吸収してしまうという副作用があるのです。
先ほどのごはんで考えれば炭水化物(糖質)やたんぱく質を多く取ってしまうことになります。
肉で考えると脂質やたんぱく質を余計に取ってしまうことにも繋がります。
それだけでなく必要な栄養素を得るために食べ物を欲するようになる場合も出てきてしまいます。
バランスの良い食事のススメにはこのような事情もあるのですね!
食生活を見直してみよう

栄養が偏ってしまうと体に負担をかけてしまったり、たくさん間食をしてしまったりとマイナスなことが多くあります。
急に変えることは難しいかもしれませんが、
「ごはんやパンばかり食べているな」
「野菜食べていないな」
というように先ずは食事の傾向に気付けるようになりましょう。
気持ちが変われば徐々に行動も伴ってきます。焦らずにやることがダイエットや食生活の改善に繋がりますので気長にやっていきましょう!
まとめ

・体は食べたものから必要な栄養素を摂取しようと無理をする
・少ない栄養素を摂取しようとすることで主要の栄養素を過剰に取り込む恐れがある(糖質や脂質など)
・食事の傾向に気付くことで食生活を変えるきっかけにする
苦手なものは誰でも一つくらいはあると思います。
その中で自分の体に負荷をかけ過ぎないようにしようと意識することで健康的な生活を手に入れる一歩にしていきたいですね♪